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コラム

2016.6.8

当コラム欄について(北村隆人)

 この欄では、当オフィスのセラピストがどんなことを考えているかを皆さまにご理解いただくために、当オフィスの治療に直接関係することだけに限らず、できるだけ多様なテーマについてのコラムを掲載いたします。

 ここでこの欄を設ける趣旨を、簡単に説明しておきます。

 当オフィスで実施している精神分析的心理療法は、治療終了までに短くても数ヶ月、一般的には年単位の時間がかかり、またそこでは皆さんが他の人には話さないようなこともお話いただくことになります。このような時間のかかる、そして心の内面を探る治療を受けることを検討する場合、セラピストが信用に足る人物なのか確認したいと当然思われることでしょう。

 そうした皆さんのご不安を少しでも解消するべく、本ホームページではセラピストの経歴や資格、業績などに関する情報を公開しております。ただそれらの外面的な情報だけでは、皆さんにご判断いただく際の材料として十分ではないとも思っております。なぜならそれらの情報は、私たちが専門家集団の中でどのように働き、どう評価されてきたかを示す情報ではありますが、私たちのパーソナルな考えや人物像を示すものではないからです。

 そこでこの不足を補うために、この欄で私たちの書いた文章を掲載することに致しました。文章には、執筆者の考えや人となりが否応なく表れますし、その点でこの欄は、私たちの資質についてご判断いただく上での良い材料になると考えております。

 掲載は不定期になりますが、できるだけ更新を続ける予定です。ぜひ、お読みいただければ幸いです。