本年2月23日に「新型コロナウイルス感染症への当オフィスの対応方針」を策定いたしました。当オフィスを利用いただいている方には既にお知らせしておりますが、現時点で利用をお考えの方にも広くお知らせする必要があると判断し、公表いたします。
新型コロナウイルス感染症への当オフィスの対応方針
2020年2月23日
東洞院心理療法オフィス
いつも当オフィスをご利用いただき、ありがとうございます。
2月中旬より新型コロナウイルスの市中感染が始まりつつあります。今回のコロナウイルスは、現時点において致死率2%程度と推測されており、その危険性を考えれば、市民一人一人がかなりの努力を行って感染を防がねばならない病原体ということができます。
しかし今後、流行の勢いは増す可能性が高く、2月21日には日本環境感染学会から、「水際対策期」から「感染蔓延期」に入ったとのアナウンスがなされました。
こうした状況を受け、当オフィスで提供しているサービスの安全性を少しでも高められるよう、対応方針を以下のように定めました。
セラピーの感染リスク
当オフィスでのセラピーは50分間、室内で会話を交わすことを通じて行われるものです。そのため、皆様とセラピストのどちらかがコロナウイルスに感染している場合、このセラピーを通じて相互の感染リスクは非常に高まってしまいます。
もちろんこのリスクは、自覚症状がある場合にセラピーを実施しなければ下げることができるものですが、それだけでは十分ではありません。というのは今回、無症状の病原体保有者が報告されているからです。もし皆様、あるいはセラピストがそのような状態にあれば、お互い気づかないうちに相手に感染させてしまいかねません。
さらに考慮せねばならないのは、当オフィスが京都市中心部に位置している点です。この地理的条件のために、皆様が来所にあたって公共交通機関を利用されたり、オフィス周辺の人混みを通り抜けられることによって、皆様の感染リスクが高まることにもなります。
対応方針
これらのリスクを少しでも減らすために、当オフィスでは以下の方針に基づいて対応することにいたしました。
・皆様の安全確保を、最優先課題に位置づけて対応を行う。
・デリケートな問題であるため、この件に関する皆様のご意向を率直に表明しやすいような配慮を行う。
当オフィスで既に行っている対応
以上の方針を実現するため、既に導入している対応は以下の通りです
・ドアノブ、電気スイッチ、椅子の肘掛け、荷物入れなどへの頻回のアルコール消毒
・セラピー終了時の、毎回の換気
・適度な湿度を保つための加湿器の使用
・セラピスト自身が感染しないよう努める
新たに導入する対応
ただ以上の対応でも、今回のコロナウイルスの危険性と現在の流行状況を勘案しますと決して十分なものではありません。そこでさらに以下の対応を導入いたします。
1)皆様へのご協力のお願い
安全を確保しながらセラピーを実施するために、皆様にも以下のご協力をお願いすることにいたしました。
・体調不良や発熱、咳、くしゃみ、その他かぜ症状がある場合には、必ずお休み下さい。
・来所時に、手指にアルコール消毒液をご使用いただきます(アルコールは用意しております)。
・セラピー中も、マスク着用をお願いいたします(マスクは用意しておりませんので、ご自身でご用意下さい。なおセラピストも着用いたします)。
2)キャンセル料の規程の改定
当日、体調不良や発熱が生じた際に休みやすくするため、流行が収束するまで、キャンセル料に関する規程を以下のように変更いたします。
旧:当日の午前7時以降のキャンセルのご連絡の場合、面接料を全額お支払いいただく
新:セッション開始時間以降のキャンセルのご連絡の場合、面接料を全額お支払いいただく
この改定により、セッション開始時間までにご連絡いただけばキャンセル料は発生しなくなります。体調不良をお感じになった場合には、直前でも良いのでご連絡ください。
3)「一時お休み制度」の導入
以上のような対応を取ったとしても、セラピーの感染リスクを考慮すると、しばらくお休みになりたい方もいらっしゃるものと思います。そこで「一時お休み制度」を導入します。
これは流行が収束を見せるまで、セラピーを一定期間お休みいただく制度です。この制度を利用される場合、その期間については料金は発生いたしません。また再開まで、セラピーの枠も確保いたします。
ご利用をお考えの際には、セラピストにメールにてご相談ください。
4)サービス一時休止の可能性
今後、セラピスト自身に熱発などの症状が現れたり、社会的に感染問題が深刻化した場合、安全確保を最優先するために、当オフィスのサービスを全面的に休止する可能性もございます。その点については、あらかじめご了解賜れば幸いです。
対応方針の見直しについて
この対応方針については、市中感染の動向、ならびに最新の医学的知見を参照しながら逐次見直して参ります。
またこの件につきまして心配な点やご相談になりたい点などあれば、ご遠慮なくご連絡ください。
これからも当オフィスは、皆様のご協力を得ながら安全第一で取り組んで参ります。今後ともよろしくお願いします。